ThinkDesign では、要素を透明に設定することができます。
方法は、カラーマップで「透明色」を設定します。例えば、この例では、
7番の色に透明度を設定しています。
すると、7番の色を割り当てた要素は透明になります。
この状態で、要素を選択しようとすると、透明な要素の向こう側の要素が選択されます。
透明な面はまるでそこに存在していないかのように無視されます。これはこれで良いのですが、、、
時々、透明な要素自体を選択したくなるときがあるかもしれません。その際には、次のような選択方法があります。
エッジから選択
対象がソリッドの面の場合は、エッジのコンテキストメニューから「面」を選択すると面を選択することができます。
エッジは選択したい面の側から右クリックするのがうまく選択するコツです。(少しコツが必要です。)
クエリー選択
コンテキストメニューから「クエリー選択」で、目的の面を選択します。
クエリー選択は、自動的に行うよう設定することができるので(自動クエリー)、ご利用いただくと便利かもしれません。
※クエリー選択については、第30回 で説明していますので、ご参照ください。
「透明な要素の背後の要素を選択する」
システムオプションの「入力」ページに、「透明な要素の背後の要素を選択する」と言う設定があり、デフォルトでチェックされています。
要素を透明にすると選択できなくなる(=背後の要素が選択される)のは、この設定があるためです。
チェックをはずすと、透明な要素が選択されるようになります。(背後の要素は選択されなくなります。)
この設定でも、上記のエッジからの選択やクエリー選択は同じように使用することができるので、デフォルトの動作としてどちらが良いか、お好みに応じて設定してみてください。
thinknews vol.754(2023年1月17日配信)
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