データム平面は、ソリッドモデリングを行う際によく使用されます。
データム平面とは、ソリッドの面等のパラメトリック要素にリンクする要素で、ワークプレーンの設置場所としての使用が一般的でしょうか。今回はそのデータム平面について。
デフォルトでは、データム平面は通常の面(平面)と同様の表示で作成されます。
しかしその表示(外観)を変更できることをご存じでしょうか?
ドキュメントのプロパティ → データム平面 ページで、「参照として作成する」を選択すると、
四角い枠で表示されるようになります。
これで平面要素とは区別して表示することができ、見やすくなりました。
(いわゆる「データム要素」の中では、データム平面に限り、このような特別な表示にすることができます。)
さらに、先のプロパティのページでは、データム平面の大きさを調整することができます。
データム平面の大きさは、ビューの縦横の狭い方の約6割の大きさを 100% として、その割合で指定します。
また、参照表示にしたデータム平面は、表示上の線種は変えられませんが、色や線幅を変更することができます。
用途別に色を変えるなど、自由に設定することができます。
通常、データム平面はモデル構造には表示されませんが、表示オプションを変更すると、モデル構造中に表示することができるようになります。
さらに、名前を変更することもできます。わかりやすいですね!
コンポーネント内にあるデータム平面は、配置の際の基準要素として使用することができます。
単純な基準として使用するほかに、モデル中の面等を指定しづらい場合等に便利です。
どうぞ、データム平面をご活用ください!
thinknews vol.796(2024年3月8日配信)
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