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第61回: コンテキストメニュー その2

前回の第60回で、コンテキストメニューのカスタマイズをご紹介しました。

今回はこのカスタマイズについてもう少し細かい機能をご紹介します。


コンテキストメニューは各要素に別々に用意されているので、要素に応じたカスタマイズ を行うことができます。例えば、選択した曲線に対して、一本化コマンドを表示するように設定することができます。


この場合、まず曲線を一本選択し、コンテキストメニューからカスタマイズを選択します。


曲線の一本化 コマンドを追加し、条件の設定 を選択して詳しく設定を行います。


ここでは、例えば次のように設定します。

要素の数: 規定せず

要素:

タイプ: 曲線、サブタイプ: すべて


このように設定すると、一本化したい複数の曲線を選択して、曲線の一本化 コマンドを実行することができるようになります。(選択した曲線をすべて入力した状態でコマンドが起動します。)


同様の方法で、曲面に アントリム コマンド(曲面のアントリム)を表示するように設定することもできます。

曲面に対して 曲面のアントリム コマンドを追加し、条件の設定で次のように設定します。

要素の数: 規定せず

要素:

タイプ: 曲面、サブタイプ: すべて

追加条件: トリム面と非トリム面双方を選択


アントリムコマンドなので、対象はトリム面だけにすべきのように思われるかもしれません。しかしこのように設定すると、複数の曲面を選択する際に、トリム面と非トリム面が混じった状態で選択しても、曲面のアントリム コマンドを実行することができて便利です。(非トリム面はコマンド実行時に除外されます。)


その他の設定として、、、

曲線または曲面に対して 境界要素でトリム コマンドを追加し、次の設定を行います。

要素の数:規定せず

要素:

タイプ: 曲線と曲面、サブタイプ: すべて

追加条件: トリム面と非トリム面双方を選択


このように設定すると、選択した曲線や曲面から 境界要素でトリム コマンドを起動することができるようになります。(選択した曲線や曲面が 境界要素 として入力された状態でコマンドが起動します。)


よく使う機能を設定してみてください。


thinknews vol.807(2024年6月7日配信)

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