アセンブリの中や、モデルの穴の底で作業するとき、他の要素が邪魔になって作業しづらいと思ったことはありませんか?
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アセンブリなら手前の部品を一時的に非表示にして作業することができますが、アセンブリではないときには、そういうわけにもいきません。
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このような場合は、断面表示 で手前の部品を見えなくする方法があります。
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断面表示は、これはこれで便利ですが、しかし、設定には何ステップかあり、表示するまでが少し面倒かもしれません。
そこで、T3Japan tools です。T3Japan tools には、現在のワークプレーンの XY 平面でモデルをクリップ するコマンドがあります。
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このコマンドを使用すると、ワンタッチで現在のワークプレーンの XY 平面の位置で断面表示(クリッピング)を行います。モデル全体の見通しが良くなりますね。
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もう一度アイコンをクリックすると、元の状態に戻ります。
(システム標準の 断面表示の定義 コマンドなどでもクリッピングのオン/オフを設定することができますが、ワークプレーンでクリップ コマンドを使用した際には、ワークプレーンでクリップ コマンドでオン/オフすると切り替えがスムーズです。)
これで作業性がグンと向上しますね!
また、クリッピングされた面の場所へカーソルを移動すると、クリッピングされて非表示になっている部分も含めて面全体がハイライトされますが、
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T3Japan tools オプションより、「断面表示時に面全体をプレハイライトしない」オプションを使用すると、
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この表示を抑止することができます。
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必要性に応じて使い分けてください。
thinknews vol.829(2024年12月13日配信)
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