レイヤー
レイヤーに関するコマンドです。
全レイヤーオン
書式 → レイヤー → 全レイヤーオン
全レイヤーオフ
書式 → レイヤー → 全レイヤーオフ
カレントレイヤー以外オフ
書式 → レイヤー → カレント以外オフ
オンオフ反転
書式 → レイヤー → オンオフ反転
コマンド名のとおり、それぞれ、全レイヤーを表示する、非表示にする、カレントレイヤー以外を非表示にする、オンとオフを反転する、という機能です。レイヤーが1つしかないとき(デフォルトの 0 だけのとき)に実行したときは何もしません。
エクスポート
書式 → レイヤー → エクスポート
インポート
書式 → レイヤー → インポート
レイヤーの名前と説明をエクスポートします。またインポートします。
エクスポート時には、CSV 形式か普通のテキスト形式かを選択することができます。テキストで保存するときは、名前と説明は半角空白で区切ってあります。
なお、インポート時にファイルの中身が適切に記述されているかなどチェックしていないので、適当な CSV ファイルとか、テキストファイルを読み込ませたときにどのような動作を行うかは不明です。CSV、テキストとも、レイヤー名とその説明だけで構成された適切なファイルを読み込ませるようにしてください。
レイヤーのプレビュー
書式 → レイヤー → プレビュー
コマンドを開始すると、カレントレイヤーのプレビューを表示します。
リストからレイヤーを選択すると、そのレイヤーのプレビュー画像を表示します。
なお、レイヤーの作成や削除等の操作は自動的には反映されないので、そのようなレイヤー操作を行った際には「リスト更新」からレイヤーのリストを更新してください。
レイヤーのコピー
書式 → レイヤー → コピー
レイヤー名を指定して(コピー元)そのレイヤーに含まれる要素を別のレイヤー(コピー先)にコピーします。
コピー先のレイヤーがない場合は新規に作成してください。新しいレイヤーは、「新規レイヤー」ボタンを使うか、直接レイヤータブから作成することができます。レイヤータブから作成した場合はダイアログにはすぐに反映されないので、更新ボタンで内容を更新してください。非表示のレイヤー、非表示になっている要素も処理します。
また、以下の制限があります。
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非表示の駆動寸法は適切に処理されない(元のレイヤーに複製される)ことがあります。駆動寸法の表示/非表示は他の要素と少し取り扱いが違うようです。
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例えば、ソリッドとプロファイルが別のレイヤーにあって、ソリッドが属するレイヤーのみをコピーした場合、プロファイルも複製されます。この場合、プロファイルのレイヤー名は変更されません。(していません。)
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コマンドのダイアログは一度使用したものをリサイクルしているので、別のモデルを開いた際には前のモデルで使用したレイヤー情報が始めに表示されます。この場合は、まず更新ボタンを一度押してください。
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説明もコピーした場合、コピー先にあった説明は上書きされます。
ソリッドのレイヤーの統一
書式 → レイヤー → 統一
ソリッドを構成する面等のレイヤーをソリッドのレイヤーに統一します。
操作手順によっては、ソリッドを構成する面のレイヤーがソリッドのレイヤーと別のレイヤーになることがあります。また、「フィレットの検索」コマンドなどでは、オプションの指定によって意図的にソリッドを構成する面のレイヤーをソリッドのレイヤーと違うレイヤーにすることができます。
このような状況で、面のレイヤーをソリッドのレイヤーに揃えたい場合に、本コマンドを使用します。
何も選択せずにコマンドを開始した場合は、対象のソリッドを選択します。選択したソリッドを構成する面のレイヤーをソリッドのレイヤーに揃えます。
あらかじめ要素を選択してコマンドを開始した場合は、選択した要素内のソリッドについて、構成する面のレイヤーを各ソリッドのレイヤーに揃えます。
なおこの時、すべて選択(Ctrl+A)などで要素を選択すると、ソリッドが選択されないためコマンドがうまく適用できません。ウィンドウ選択で選択するか、または、フィルターを併用して、「すべて選択」で選択してください。
一見、要素が無いように見えるレイヤーを削除できないことがあります。削除しようとすると、このようなメッセージが表示されます。
この場合は、メッセージの通り、削除しようとしたレイヤーには「内部要素」が含まれています。このような要素のあるレイヤーは削除することができません。
「内部要素」には、ソリッドのレイヤーとは違うレイヤーにあるソリッド内部の要素(=ソリッドを構成する面等)が該当することがあります。これらの要素のレイヤーを本コマンドでソリッドのレイヤーに揃えると、このメッセージが表示されて削除できなかったレイヤーを削除できることがあります。
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「内部要素」は色々な手順・方法で作成されるため、本コマンドだけでこのようなレイヤーをすべて削除できるようになるわけではありません。
色
色や配色に関するコマンドです。
色交換
書式 → 色 → 色交換
「色1」の要素を「色2」に変更し、「色2」の要素を「色1」に変更します。
例えば、デフォルト配色で緑(色番号3)の要素と青(色番号5)の要素があったときに、色1:3、色2:5 と指定すると、緑の要素の色を青に変更し、青の要素の色を緑に変更します。色の選択は、色選択ダイアログから行うほか、色ボタンを選択後、直接要素をクリックして選択することもできます。
「1→2のみ」を指定すると、色1の要素を色2に変更するのみで、逆の変更は行いません。
色変更
書式 → 色 → 色変更
寸法(寸法や注記など)の色を変更します。
コマンドを実行するとダイアログが表示されるので、設定したい色番号を選択してOKボタンをクリックします。続けて色を変更したい要素(寸法や注記など)を選択します。選択した要素の引出線、寸法線、許容差や枠等、すべての色を変更します。
また、あらかじめ色を変更したい要素を選択してコマンドを実行すると、OKをクリックした時点で選択した要素の色がすべて変更されます。
配色の編集
書式 → 色 → 配色の編集
カラーマップの、配色を複製したりコピーしたりします。
左のボックス内で配色を選択し、右の「複製」などのボタンをクリックします。
システム配色は「複製」のみが可能です。ユーザー配色は「複製」のほか、「名前変更」と「削除」を行うことができます。既にある名前と同じ名前に名前を変更したり複製したりすることはできません。
変更は、ThinkDesign を再起動すると有効になります。
なお本コマンドは、メニューからアクセスするほかに、カラーマップコマンドの「編集」ボタンからも使用することもできます。